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『怒っている子どもはほんとうは悲しい』を読んで考えた、LINE世代の感情リテラシー

学び・自己成長

感情リテラシーは、「リアルな触れ合い」の中でこそ育つ。

先日のBook Cafeイベントで、そんな気付きを得ました。取り扱った参考図書は、『怒っている子どもはほんとうは悲しい 「感情リテラシー」をはぐくむ』です。本書のテーマは「感情」。現代は技術の普及により、情報を伝える手段が劇的に増えました。ただ、その便利さゆえに、感情を伝えたり読み取ったりするのが「ハードモード」になっているようにも感じます。

今日は、私の子どもの頃の体験を振り返りつつ、息子のようにこれからの時代を担う子どもたちの感情リテラシー教育について、考えたことを書いてみました。

家への電話からLINEへ

私が子どもの頃、友達の家に遊びに行く約束をするときは、家に直接電話をかけるか、会って直接お願いするかのどちらかでした。今思うと、家にダイレクトに連絡するのって、結構ハードルが高い(笑)。緊張しながら番号を押したのを覚えています。

スマホがある今は、LINEでサクッと連絡できちゃいます。ものの数秒で完了。「タイパ」という点では、劇的に進化したといえます。

「いいよ」に込められた温度感

ただ、情報は伝えやすくなった半面、感情は別です。

「明日遊びにいってもいい?」
「いいよ」

このやりとりで、約束自体は成立しています。でも送った側は、「この『いいよ』だと……あんまり乗り気じゃなかったのかな」と考えてしまうかもしれません。「いいよー!」と返ってくれば、安心できたかもしれませんね。

逆に「いいよ」と返した側も、相手がどれくらいの温度感で遊びに来たいのかがわからず、とりあえずの「いいよ」だった可能性もあります。

高校の現場で感じる、SNSのすれ違い

高校で生徒たちを見ていると、LINEの入力がまあめちゃくちゃ早い。「フリック入力の魔術師」じゃないかと思うほどです(笑)。一方で、SNS絡みのトラブルが多いと感じるのも事実。特に、トラブルの当事者同士の話が、案外食い違うことがあります。

「私はあんなこと言われた」
「いや、別にそんなつもりじゃなくて、軽く送っただけなんだけど……」

トラブルの根っこには、こうした感情の「距離感」のすれ違いが潜んでいるのかもしれません。

息子と一緒に「リアルな触れ合い」を増やしたい

息子もこれから大きくなるにつれ、SNSと向き合うことになります。同時に、私たち親も向き合わなければなりません。

感情リテラシーをはぐくむためにも、まずは「対面で人と触れ合う機会を増やす」ことを実践していきたいと考えています。親がいくら言葉で伝えても、実際に触れ合う機会がなければ「絵に描いた餅」です。

実際、子育て支援センターなどでほかの子たちと触れ合った息子は、新しい表情を見せてくれたり、今までしなかった動きをしてくれたりします。リアルなかかわりから得られるものは、たくさんあるわけですね。

触れ合える場所に息子と一緒に出かけ、親同士も交流しながら、家族みんなで感情リテラシーを高めていきたいです。

オンラインも、うまく付き合えば味方になる

ちなみに、Zoomなど、離れていても表情や声で気持ちを伝え合えるツールも出てきました。おかげで、Book Cafeのようなイベントでたくさんの方と交流を深めることができています。こうした技術とうまく付き合うことも、感情リテラシーをはぐくむ教育の一つなんだろうなぁと思いました。私たち親世代も含め、家族で「感情」に向き合っていきたいですね。

ではでは!

※Book Cafeイベントは、私たちがFacebook上で運営する「Book Cafe for Educators」グループで行っている、オンラインの無料イベントです。2週間に一度くらいのペースで、参考図書について語り合っていきます。事前申し込み不要、読んでいなくても大丈夫なゆるいイベントですので、興味のある方はぜひ一緒に語り合いましょう😆 リンクはこちらです。

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