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「年利21.3%」の正体とは?家庭で知っておきたい金融リテラシー

資産形成・投資

夏休み明け最初の授業。生徒たちに話したのは「SBI新生銀行の年利21.3%上乗せ金利キャンペーン」の話。来年からスタートするこどもNISA(仮)に向けての先行キャンペーンです。先日記事にした「世界の経済成長の平均は年利5〜7%。投資の神様ウォーレン・バフェットでも年利20%くらい」を知っておくと、この数字がかなり怪しげだと気づきます。今日は、そんなキャンペーンに乗せられないための方法について記事にしてみました。

どんなキャンペーン?

子ども(17歳以下)のSBI新生銀行口座で各特典の条件を達成すると、達成した条件に応じて現金がプレゼントされたり、1ヵ月もの円定期預金に金利が上乗せされたりするというもの。この円定期預金に金利21.3%(年利)が上乗せされるわけです。ちなみにこの数字、ニイサの語呂合わせです(笑)。この時点で何か不穏なものを感じます。

年利21.3%って、どれくらい増えるの?

あくまで税引き前ではありますが、100万円をこの年利で20年間運用し続けたと仮定すると、約4,700万円になる計算です。そうです。あり得ない(笑)。

以前記事にした「世界の経済成長の平均は年利5〜7%。投資の神様ウォーレン・バフェットでも年利20%くらい」を思い出すと、これがいかにあり得ない利率なのかわかります。つまり、何か裏がある。その中身を見ていきます。

年利21.3%の実態

この年利21.3%、普通預金の金利ではなく、「1ヵ月もの円定期預金」に一時的に上乗せされる特別金利です。つまり、たったの1ヶ月だけ。しかも上限は60万円なので、もらえる金利の額も、税引き後でおよそ8,000円台程度です。紐解いてみると、こういうカラクリがあるわけですね。

ちなみにキャンペーンの中でも、この内容は小さめに表記されています。私たちにとって、大事なことほど小さく書かれているものですね。

この「一時的な金利を高く見せる」キャンペーン、来年から始まるこどもNISA(仮)に向けて、個人的にはこれから他の銀行でも増えてくるのでは、と思っています。一度銀行口座を開いてしまうと、使っていなくても不正利用のメールが届いて慌てたり、なんらかの保険の勧誘が近づいてくる可能性も出てきます。一時的なメリットに引っ張られて、不要な口座を持たないようにすることをオススメします。

結局、このニュースを受けてどうすれば良いか?

リベラルアーツ大学の両学長が話している通り、楽天銀行か住信SBIネット銀行のどちらかだけでOKだと思います。理由は、証券口座との連携がしやすいから。一時的なキャンペーンに踊らされず、手堅くシンプルに資産運用を続けていくことが大切ですね。

ではでは。

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