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ファンドラップの中身を調べてわかったオルカンの優秀さ

資産形成・投資

増える金額は、誰にも分かりません。でも、引かれる金額は、契約する前から分かっています。

だいぶ前ですが、両親が銀行で契約していた「ファンドラップ」という商品を解約しました。解約をすすめたのは私です。解約後、両親がこう言いました。

「増えていると聞いていたのだけど、なんだかんだ引かれて、手元に残ったお金は思ったより少なかったよ……」

運用そのものは、プラスだったのです。それなのに、振り込まれた金額を見て「あれ、こんなものなの?」となっていた。この、引かれた「なんやかんや」の中身。私自身「ものすごく引かれる」くらいのざっくりとした認識しか持っていませんでした。なんせ、両学長が毒キノコリストに入れているくらいなので。

大人も子どもも、将来の資産形成のためにもはや必須レベルとなっている株式投資。今日は、そんな投資商品の一つであるファンドラップの中身について、AIちゃんとも相談しながら調べてみました。

ファンドラップは「おまかせパック」

ファンドラップは、ひとことで言うとお金の運用を、銀行や証券会社にまるっとおまかせするサービスです。何をいつ買うか、いつ売るか。全部あちらが決めてくれます。こちらは、お金を預けて、毎月届く報告書を眺めているだけ。

「難しいことは分からないから、プロにお願いしたい」

そう思う人にとって、これほど安心な言葉はありません。両親も、まさにそう説明されて契約したそうです。

衝撃のファンドラップのコスト

問題は、その「おまかせ」したときのコストです。お金が引かれるポイントが2か所。ここが超大事なところです。

💰️1か所目:銀行に払う「おまかせ料」
運用をお任せする代金です。三井住友信託銀行が公式サイトで公開している金額でいうと、最初の2年間はあずけたお金の年1.5%ほど。

💰️2か所目:中身の商品にかかっている費用
ファンドラップの中身は、世界中の株や債券の詰め合わせパック。その一つひとつにも、持っているだけでかかる費用があります。同じ銀行の説明では、年0.9%ほど。

足すと、なんとあわせて年2%以上!! これを見て「めっちゃ高い!!!」と思った方は、とても学ばれている方だと思います。なにせ500万円をあずけていたら、年10万円以上が、何もしなくても毎年出ていく計算。増えても、減っても、関係なくです。本当ヤバい。

加えて、解約するとき、増えた分には税金が約20%かかります。これは、どんな投資でも同じ。ですがファンドラップは、トータルではなく、中身の商品一つひとつに、別々に税金がかかるという仕組みになっているそうです。これ、初めて知りました。とんでもない仕組みです。

例えば、中身に10本の商品が入っているとします。値上がりした商品もあれば、値下がりした商品もあります。全部合わせたら「ちょっとプラス」でも、値上がりした商品のほうには、しっかり税金がかかるわけですね。

同じ銀行のサイトに、こんな例が載っています。1,000万円あずけて、1,010万円になって解約した場合。「10万円増えたから、税金は2万円くらいかな」と思いますよね。ところが、実際の税額の例として書かれているのは、なんと約15万8,000円。増えた金額より、税金のほうが多いのです。

加えて、その銀行のページには、こう書いてあります。

「あずけた金額を上回っていても、受け取る金額が下回る場合があります」

……銀行自身が、書いちゃってますね(苦笑)。これ、読んだ人が何人いるか、という話ではありますが。

「たった2%のコスト」なのか?

「たった2%」が、30年でどうなるか。パーセントで言われても、正直ピンときません。金額にしてみますね。500万円を30年間、そのまま持ち続けたとします。

• 手数料が引かれず、年5%で増えた場合 → 約2,161万円
• 手数料で2%引かれて、年3%で増えた場合 → 約1,214万円

その差、なんと約947万円!

同じ元手。同じ30年。

違うのは、引かれる手数料だけです。コストを甘く見てはいけないことが、数字として理解できますね。

※実際の運用成績を約束するものではなく、手数料の重さを実感するための計算です

結局、どんな投資商品を買えば良いのか?

では、どうすればいいのか。答えはシンプルです。手数料の安い商品を、自分で買って、ほったらかしにする。例えば、今多くの人が選んでいる「オルカン」という商品があります。これ1本で世界中の会社の株にまとめて投資できる商品です。かかるコストは、脅威の年0.06%ほど。500万円で比べてみます。

• ファンドラップ → 年12万円ほど
• オルカン → 年3,000円ほど

同じ500万円をあずけて、この差。しかも、やっていることは大きく変わりません。「世界中に分けて投資して、プロが選んで、バランスも整える」。ファンドラップが売りにしていることを、オルカンは1本でほぼ自動でやってくれます。

さらに、NISA枠を使って買えば、増えた分の税金がゼロになります。まず知るべきは、増やし方より引かれ方。なぜならコストは確実にかかるものだからです。コストは、軽視してはいけない。今回具体的な金額を見て、あらためてその大切さを学びました。

子どもの教育資金はどうする?

子どもの教育資金も、考え方は一緒です。来年スタートする子どもNISA(仮)で、オルカンのようなコストが低くて分散の効いた投資信託を買い続ける。これからお子様の証券口座を作る際は、ぜひオルカンのような優良な投資信託を買える楽天証券やSBI証券を開設することをオススメします。

おわりに

ファンドラップをはじめとする投資商品は、商品の概要を見てもとても複雑でわかりづらいです。でも、良くない商品を選ぶポイントはあります。それは、コストを見ること。オルカンのように、購入時も売却時も手数料のかからない商品があると知るだけでも、いかに他の商品がコストを吸い上げる構造になっているのかがわかります。もし周りの大切な方が、銀行や証券会社で「おまかせ」の商品を契約されているようなら、一度、契約書の「費用」の欄を一緒に見てみてください。たいてい、いちばん後ろのほうの、いちばん小さい文字で書かれているはず。

ではでは。

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