「飲み会が入って遅くなったのは事実だけど、いつも遅いわけじゃないし、あんなに怒らなくても……」
「自分なりに時間を見つけて家事をしているつもりなのに、なぜわかってもらえないのだろう……」
こんなふうに、夫婦のちょっとした言い合いのあとにモヤモヤした経験、ありませんか? 私自身、結婚当初は何度もこの感覚を味わってきました。実はこのモヤモヤ、「信頼貯金」の残高が少なくなっているサインかもしれません。
信頼貯金とは?
信頼貯金とは、日々の誠実な言動の積み重ねによって、周囲からの信頼を「貯金」のように蓄積していくこと。リベラルアーツ大学の両学長がよくYouTubeライブで話されている考え方です。残高が十分にあれば、人間関係も円滑になり、多少の失敗も多めに見てもらえます。逆に残高不足に陥ると、冒頭のような食い違いが頻繁に発生します。
そして注意したいのは、信頼貯金は一気に貯まることはないのに、一気に失うことは十分にあり得るという点。加えて残高そのものが目に見えません。フワッとしている割に、日々の生活への影響がとても大きい、大切な考え方だと思います。
お金と向き合う上で、何はともあれ夫婦間の信頼貯金を互いに貯めていくのが最優先事項だと思います。お金の使い方には、家庭の価値観がダイレクトに反映されるからです。
私自身、かつてはお金について全く無頓着で、家計管理は妻に任せきりでした。恥ずかしながら、通帳の残高すらまともに把握していなかったと思います。ですがある日を境に、FP2級の勉強も兼ねて、お金の学びを毎日積み重ねるようになりました。その甲斐あってか、妻が私にも家計管理を任せてくれるようになったのです。今思えば、日頃の積み重ねで信頼貯金が貯まってきたからこその変化だったのだと思います。

信頼貯金を貯めるには?
ではこの信頼貯金、どう貯めたら良いのか? それは「小さな約束を守り続けること」だと思います。
「妻と子どもと過ごす時間を取るために、できる限り定時で退勤しよう」
「朝の洗濯、そして食洗機で前日に洗った食器の片付けは確実にこなそう」
一つひとつはちょっとしたことかもしれません。でもそういう約束を丁寧に守り続けることで、自分の周りの人たちが少しずつそれを見てくれます。その結果、自分に対する信頼がちょっとずつ積み重なっていく。もし今、「何から始めればいいかわからない」と感じるなら、まずは一つだけ、絶対に守れる小さな約束を決めてみるのがおすすめです。
信頼貯金はドカッと貯めることはできませんが、コツコツ貯めることでその効果がジワジワ広がっていくものだと思います。そして何より、約束を守り続けると、自分自身が清々しい気持ちになります。自分にとっても、周りにとっても、その効果は大きいですね。ちなみに「一発で貯められない」という点は、「ギャンブルに依存しない」という考え方にも繋がる気がしますね。
「なんだかうまくいかないな……」
そう思った時は、自分の信頼貯金の残高を見つめ直すサインなのかもしれません。周りを変えたいなら、まずは自分から。信頼貯金は、そんなインサイド・アウトのマインドに気づかせてくれる、素敵な考え方だと思いました。

最近の息子
ありがたいことに、仕事から帰ってくるたびに息子は笑顔を向けてくれます。妻は「半年間育休を取った成果なのかもね」と言ってくれていますが、これもまさに一つの積み重ねの結果なのかもなぁと思いました。周りの信頼を貯める行動、これからも日頃から心がけていきたいと思います。
ではでは。

