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ミステリー小説から学んだ長期の伏線回収の美しさ

資産形成・投資

今朝、東野圭吾さんの『永遠の記憶』を読み終えました。ガリレオシリーズの最新作であり、シリーズ30周年の記念作品でもあります。実は本作の発売直後に東野さんの逝去が公表され、事実上の遺作になったことでも話題になった一冊です。

感想は……とても言い表せそうにありません。過去のシリーズ全てを読んだわけではありませんが、今までの謎解きの思い出が湧き上がってきて「ついに終わったんだなぁ……」と、なんとも言えない感情が押し寄せてきました。最後の伏線の張り方、東野圭吾作品の真髄を見たような気持ちになりました。ガリレオシリーズファンにとっては、鳥肌が立つ内容でした。ぜひ手にとっていただきたい一冊です。

伏線とは、「今はまだ意味がわからない仕掛け」

ミステリー小説での伏線は、読んでいるその瞬間には何のことか分からなくても、物語の後半で「ここで効いてくるのか!」と腑に落ちる仕掛けです。今作は、シリーズの初期から続く伏線を、20年以上の時を経て美しく回収してみせました。

読み終えてふと思ったのですが、この「今すぐには意味が分からないけれど、後になって効いてくる」という構造、実は育児やお金の話とすごく似ているなぁと感じました。

こどもの将来のために張る「伏線」=コツコツ積み立てるお金

たとえば、月1万円を18年間、年利5%で運用できた場合を仮に計算してみると、積立総額(元本)216万円に対して、最終的な資産は約349万円になります。運用益にあたる部分は約133万円です。

積み立てを始めた瞬間は、正直「これが将来どんな意味を持つのか」はまだ実感できません。でも、目的を持って淡々と積み立て続けることで、何年か後にその「伏線」が回収される瞬間がやってきます。ミステリーの伏線同様、大事なのは「意図を持って、今のうちに仕掛けておくこと」なのだと思います。

ちなみに、こどものための資産形成を考えるときも、思いつきで始めるのではなく「何のために、いつまでに、いくら必要か」を先に決めておくと、後から効いてくる伏線になりやすい気がしています。ライフプラン、練らねば……(汗)。

育児という、毎日張っている伏線

お金の話だけでなく、育児そのものも伏線の連続だなと感じます。絵本の読み聞かせ、毎日の寝かしつけ、「上手にできたね!」等の声掛け。毎日家族で楽しく会話する時間も、ある意味で伏線といえるかもしれません。

そういう意味で、今日の小さな関わりの一つひとつが、何年後かに大きな意味を持つ伏線になっているのかもしれません。

伏線が回収される日を楽しみに

『永遠の記憶』を読んで感じたのは、伏線は張ったその日には分からなくても、コツコツ積み重ねていれば、いつか必ず物語(人生)の中で意味を持つ、ということでした。お金も育児も、今すぐ結果は見えないけれど、目的を持って積み重ねていく先に、自分たちなりの「回収」の瞬間が待っているはずです。

ではでは。

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